2007年5月27日日曜日

コンピュータ故障 その2

前項に続き、プノンペンでコンピュータを使うための注意その2です。

プノンペンでは虫やヤモリ(クメール語でチンチョと言います)がコンピュータ中に入ります。虫の死骸はたくさん見ました。虫は電気回路をショートさせて故障の原因になります。また、虫の死骸はショートしないまでも漏電に近い状況で動作が不安定になることがあります。

ヤモリは思いもよらぬところから侵入します。ある人のPowerMac G4は、使用中に突然電源が切れたそうです。その後は動作不安定が何ヶ月も続いたため私のところに持ち込まれました。私が内部の状況を調べている最中に異臭と共に煙が出ました(笑)

臭いは電源回路から来ています。電源回路は金属の箱の中に入っていて、日本であれば箱ごと交換します。しかし、PowerMac G4では部品がないのでそうはいかず、箱を開けることにしました。その中に入っていたのが胴体が焦げたヤモリです。



おそらくは電源回路に冷却ファンから侵入し、電気ショックで死亡したものと思います。その後、乾燥して電気が通りやすくなり、ときどき動作不良を起こし、さらに私のところに来る間に移動してショートしたのでしょう。

このような虫などを防ぐために冷却ファンなどの穴を網金でふさぐこともできますが、小さな虫は簡単に入ってきます。これもホコリと電源同様に避けようがありません。

次は残る電源の話しです。

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