2007年11月7日水曜日

LeopardのDock

TidBITS #902 2007/10/30(日本語版2007/11/04)に掲載されたMatt Neuburgの記事によると、Docの背面に表示される鏡映を消せるそうです。

TidBITS Blog Post: Six Things I Hate about Leopard
TidBITS 日本語版 #902/29-Oct-07

Terminal.appで以下の命令を入力すると、鏡面効果を消せます。

defaults write com.apple.dock no-glass -boolean YES
killall Dock

元に戻す命令は以下の通りです。

defaults write com.apple.dock no-glass -boolean NO
killall Dock

もとのDockの表示

鏡面効果を切った場合の表示


Terminal命令のdefaults はMax OS Xの様々な初期設定ができるそうです。そこで、defaultsとkillallのmanをAppleサイトで見てみました。

Mac OS X Manual Page For defaults(1)
Mac OS X Manual Page For killall(1)

defaultsはアプリケーションなどの初期設定を変更するツールで、設定項目やその内容の表示と変更ができます。killallはkill命令と同様にプロセスを終了させますが、killがプロセスID(pid)でプロセスを指定し、killallは名前でプロセスを指定します。今回の場合、Dockは終了ではなく、Finderと同様に終了しても再起動させられるようです。

以下の命令を実行するとdockの設定内容が表示されます。

defaults read com.apple.dock

面白いことに、初期状態では"no-glass"の項目はありません。つまり、"no-glass"の項目を追加し、設定しています。

元々ある項目を見つけだしたのなら「良くぞ見つけた」といえますが、もともとないものをMatt Neuburgはどうやって知ったのでしょう?Googleでザッと見た限りでは、この方法を紹介しているサイトは多いですが、どうやって知ったかを書いているサイトを見つけることはできませんでした。

ところで余談ですが、面白いことにdefaultsのmanの最後に以下の一文があます。

HISTORY
First appeared in NeXTStep.

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