2007年12月31日月曜日

クメール語のあいさつ

クメール語のあいさつは「チョムリアップ スオー」で、知っているもの同士だと「スオー スダイ」です。「おはようございます」や「こんばんは」にあたる言葉もありますが、不思議なことにほとんど使われなくなったようです。

クメール語は上下関係や男女間で使う言葉が異なります。日本では挨拶が上下関係を示して卑屈だとして戦後の一時期に使わない人が増えたことがありました。しかし、みんなが「おはようございます」に合わせることで問題を解決している人々もいます。クメール語にも似たようなことがあったのでしょうか?

日本語の「○○さん」にあたる言葉は「ルーク」(男性)「ルーク スライ」(女性)です。しかし、自分よりも若い人にこの言葉を使うと、居心地が悪いから呼び捨てにしてくれと言われます(苦笑)

2007年12月30日日曜日

ボン

クメール語で夫婦間の呼び方は、夫には少々屈辱的です(笑)

夫が妻を呼ぶときには「オン」もしくは「オン スロライン」で、妻以外には使えません。もし、妻以外の女性に「オン」と呼びかけると問題です。ましてや少し愛情を込めた呼び方の「オン スロライン」などと言おうものなら、一悶着は覚悟しなくてなりません(苦笑)

妻が夫を呼ぶときは「ボン」です。「ボン」は誰に対してでも使うことができます。クメール語は男女によって言葉遣いが異なることが多くて、基本的に「ボン」は男性に対して使うことが多いようです。しかし、最近は店員には男も女性も関係なく「ボン」と呼ぶようです。つまり、妻にとって夫は店の店員のように妻に「ご奉仕」する存在のようです(苦笑)

ジャンジュアリー

理由は良くわかりませんが、私が知っているカンボジア人は全員がJanuaryの発音がとても苦手で「ジャン ジュアリー」になります。

私のノートPCに入っている四つの電子辞書を使って、Januaryの録音を何度も聞いてもらって、練習してもらいました。しかし、どうしても「ジャン ジュアリー」になります。

Japanese EnglishやFrench Englishなどがあるのと同様にCambodian Englishがあり、独特の発音です。しかし、彼らは中高年の日本人が話す英語よりは良い発音をします。しかし、どういう訳かJanuaryだけは「ジャン ジュアリー」になります。

2007年12月7日金曜日

母系

クメール人に聞いた話によると、クメール人の多くは母系家族だそうです。娘の中から一人が親の面倒を見て、家を引き継ぐことが多いようです。他の娘と息子は外に出ることになります。家を出た娘は甲斐性のある男性を見つけて家を建て、息子は家を持っていそうな娘を捜す、という事のようです。

カンボジアでは夫婦別姓が基本です。夫婦の姓どころか、子どもの姓すら別です。両親は最初の子どもができると名だけでなく姓も考えないといけません。兄弟姉妹は全員が同じ姓になります。子供の姓は祖父や曾祖父の名前から取ることが良くあるそうです。この時に姓ではなく名から子どもの姓を取るそうで、クメール人の姓と名の区別が難しいのはこのためです。また、名から男か女かを見分けるのも難しく、習慣の違う日本人には悩ましい話しです。

ほくろの毛

理由を尋ねても苦笑いするだけで答えてもらえないのですが、クメール人の知人で顔や首筋のほくろに生えた毛を長く伸ばしている男性が数人います。なにかのおまじないでしょうが、おまじないだけに説明しにくいのかもしれません。

日本にも「長く伸びた眉毛には福がある」とそのまま残す迷信があるそうです。数年前に知った話しですが、日本の何処の話しかは聞きそびれてしまいました。私が長い眉毛で思い出すのが村山富市元首相ですが、彼は大分の出身です。

じつは私も眉が長く伸びます。それも数本だけ長く伸びます。以前はこれが気になって抜いていましたが、最近は眉が薄くなるような気がして切っています(苦笑)

USB延長ケーブル

AppleのUSB mailing listでUSBの延長ケーブルに関してAppleの技術者Barry Twycrossが興味深いことを書いています。

質問は延長ケーブル(装置)の使用に関するもので例として以下のURLを上げています。
Belkin : USB Active Extension Cable
USB peripheral extension extender 100 ft RJ45 CAT5, Exceed maximum USB length

Barry Twycrossは以下のようなコメントをしています。

Extension cables are specifically called out in the spec as being disallowed. The reason for that is while an extension cable may work in specific circumstances, they will not work in all circumstances and may cause devices to fail potentially in subtle and annoying ways. The spec wants to provide a good user experience so extension cables, with their potential for confusion and bad user experience are banned.

Barry Twycrossは続けてこの二つの延長ケーブルがUSB compliantでない、などの解説をしています。さらに、USB装置に対してで長距離通信したいなら、コンピュータ同士をLANなどで接続してUSB装置を共有するか、USB Serverと呼ばれる装置を使うことを推薦しています。

Keyspan | Products | USB Products

さて、Barry Twycrossの記述には少々注意が必要でしょう。USB 2.0規格の「Universal Serial Bus Specification Revision 2.0 April 27, 2000」ではケーブル長はパルスの立ち上がりなど電気的特性で制限されるとしています。具体的にケーブル長を定義する記述は見あたりません。

ただし、補足資料の「Errata for "USB Revision 2.0 April 27, 2000" as of May 28, 2002」に「Modify cable attenuation values to allow 5 meter cables」、さらに「High-Speed Inter-Chip USB Electrical Specification Version 1.0」に「... USB was designed to enable hot-plugging and unplugging of peripherals over 5 meters in length, ...」などの記述があります。

金額を問わないのであれば、特別に精錬された高品質の金属ケーブルや光ファイバーケーブルを使用するなどの方法で、電気的特性の規格に合格できる可能性もあります。また、IEEE 1394ではそのような試作品も見ました。