2008年8月23日土曜日

新プラットフォーム

日経エレクトロニクスの2008/08/11 no.984にiPhoneの特集「iPhoneふたつの顔」が掲載されています。日経エレクトロニクスは電子機器メーカと技術者が読者なので、彼らが喜ぶ記事を書きます。当然、特集の内容はiPhoneを非難する記事となります。技術者の間では有名な雑誌なので嘘は書いていませんが、タイトルなどの編集でミスリードを誘い、注釈で間違いの指摘から逃げています。

それでも、PCでも携帯電話でもない「新しいプラットフォーム」という発想が日経エレクトロニクスの編集者には理解できていないようです。彼らの記事は古い目で目の前にある製品を見ているだけで、新しい目で製品の発想や思想を見ていません。AppleがiPhoneで何を意図し、どのような製品を出そうとしているのかを見通そうとしていません。

Macintosh全盛の時から日経はAppleの新しい発想が理解できず、Appleに対して批判的な記事を多く掲載しています。

今回の記事でもiPhoneの新しい発想が理解できず、旧来のPCや携帯電話として捉えようとしています。読者が日本の企業なので致し方ないことではあるのですが、新しい発想を伝えることもマスコミとしての義務であると思います。

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