2014年4月26日土曜日

Pebble SDK 2.0

新しいPebbleの開発環境の話しですが、3月11日にPebbleから届いたメールを試したときの記録です。すでに旧聞に属していますが、ないよりはまし(笑)

Pebbleのメール中に以下のようなMac OS Xに新しいSDKをインストールする命令が書かれていました。
$ curl -sSL http://developer.getpebble.com/install.sh | sh && source ~/.bash_profile
curlなどの命令はmanやネットなどをみれば分かると思います。install.shはPythonのスクリプトで、PebbleのSDKをホームディレクトリにインストールします。

Pebble SDK 2.0のインストールが終わると、~/pebble-dev/PebbleSDK-2.0.2/にREADME.txtがあります。ここには以下のURLにあるPebble SDK 2.0の紹介ページを参照するようにと書かれています。
http://developer.getpebble.com/2/
上記ページ内の項目[Documentation]にある[Pebble Getting Started Guide]をクリックすると、上記と同じインストール命令の次に、appとファームウェアのアップデートの紹介、そして毎度おなじみHello, worldが書かれています。

話しがそれますが、従来の開発環境はOS XとLinuxは用意されていますが、WindowsはCloudPebbleというサイトを利用するようです。
https://cloudpebble.net
CloudPebbleの紹介ビデオがYouTubeにアップされています。
https://www.youtube.com/watch?v=LU_hPBhgjGQ
これはこれで、おもしろそうです。

閑話休題、appとファームウェアのアップデートが終われば、3番目の項目[Hello, world]の[Hello World Example]をクリックして解説ページに飛びます。[Create a new Pebble project]の1にあるプロジェクトを生成する命令が書かれています。プロジェクトの生成命令は以前も用意されていましたが、書式が変更されています。
$ pebble new-project hello_world
Hello Worldのサンプルコードは、文字の表示だけでなくボタン操作による画面切り替えも含まれています。ファイルの編集はもちろん、ビルドも問題なくできると思いますが、インストール方法が変更されています。

Appのインストールの手順はページの項目[Build and deploy your Pebble app]の中程に書かれています。iOS装置に関する部分だけを抜き出すと以下のようになります。
1.開発環境とiOS装置が同じWi-Fiネットワークに接続されていることを確認する。
原文では後の方に書かれていますが、iOSのPebbleが2.0にアップデートされていることも確認してください。
2.iOS装置の[設定]を開き、Pebbleを選択し、[Developer Mode]のボタンをONにする。
他に、開発機での作業に必要なため、iOS装置のIPアドレスを調べます。
3.iOS装置の[設定]から[Wi-Fi]を選択し、使用しているネットワークの右に表示されている[i]をタップし、画面中央の[IPアドレス]の[DHCP]タブ内にある[IPアドレス]の内容をメモする。

以上の作業が終われば作業機のターミナルで以下の命令を実行します。
pebble install --phone IPアドレス
上記命令の内で[IPアドレス]の部分を先ほどメモしたIPアドレスに置きかえて実行してください。以下のような応答が返るはずです。
$ pebble install --phone IPアドレス
[INFO ] Installation successful

以上の応答がありPebbleの画面が図のように切り替われば成功です。
応答内容から推測するとiOS装置にファイルサーバを構築して、そこに生成したappをコピーし、Pebbleに転送しているようです。なお、インストールなどで失敗したときには以下のURLを参照するように書いています。
https://developer.getpebble.com/2/getting-started/pebble-tool/
私の場合は以下のエラーが出ることがありました。
[ERROR ] Could not connect to phone at IPアドレス:9000. Ensure that 'Developer Connection' is enabled in the Pebble app.
対症方法は、Pebble.appの設定画面で、[DEVELOPER (ON) >]になっていても[>]をタップして[Enabled]スイッチをON/OFFしてサーバを再起動します。

ところで、私の場合は始めてインストールに成功した場合に、以下のようなメッセージが出ました。
$ pebble install --phone IPアドレス
[INFO ] Installation successful
[INFO ] Got system message (0, 7)

Using the Code Samples
https://developer.getpebble.com/2/getting-started/using-examples/

上記のページにはサンプルコードの使い方などが説明されています。たくさんの(ウンザリするほどの)サンプルが入っています。
なお、インストールしたappを消去するにはiOS装置のPebble.appで[MY PEBBLE]を表示し、消去するappを選択し、そのappをしばらくタッチすると画面が切り替わります。その画面下に表示される[UNLOAD]をタップします。
サンプルだけでも、かなりの時間つぶしになりそうです(苦笑)

2014年4月10日木曜日

iOSのマルチ ウィンドウ

AppleがiOSでマルチ ウィンドウに対応しないのは「ウィンドウの分だけ装置を買え」と言うこと?(笑)
2台買うユーザが既存ユーザの10%でも累積販売数は10%伸びることになりますし、新規ユーザにたいするサポート経費を考えると利益率も上がります。

もし、そうだとすると、AirDropやiCould経由のデータ共有は不十分で、コピー ペーストの共有など、さらにシームレスに共有できないと不便です。また、筐体はさらに薄く、フレキシブル基板や液晶を使うなど、物理的に壊れにくくする対策も求められるでしょう。もちろん、タップするたびに筐体がペコペコされては困りますが(笑)