2016年7月13日水曜日

iOS上のプログラミング環境

iOSは教育用としてプログラムが書けるようになりました。codeSparkのThe Foosのようにゲーム的なアイコン プログラミングもあり、それはそれで子どもは喜びます。一方で、Hopscotch TechnologiesのHopscotchはもう少しできることの多いアイコン プログラミングです。


Hopscotchにはいろいろと制限があり、いまのところHopscotchでは出来上がったプログラムはキーボードからの入力できません。しかし、プログラム内からボタンを並べることは可能で、テンキー程度であれば簡単です。下図のようなかけ算学習用appを作ってみました。ちなみに、Hopscotchは子ども向けに数字や絵にアニメーションをつけることは得意なようです(笑)


The FoosとHopscotchは無料ですが、有料であれば…通常のプログラム環境でも悩んでしまうようなことをアイコン プログラミングで実現しているTinybopのeverything…があります。


アイコン(関数)もいろいろあってiOSの日本語環境では日本名が付きます。アイコンだけを切り抜いて編集すると以下のようになります。



たとえば、下から二列目の[トランスミッター]と[レシーバー]は興味深いです。二台のiOS装置を用意して、一台のカメラのシャッターを、もう一台から無線リモートで押して写真を撮影できます。この種のappは商品としてありますが、子供用プログラミング環境で実現できるので笑えます。

より実用的な「文字プログラミング」は…Pythonista3 の配布が始まりました。資料はMarkdownで書かれているのですが、リーダーを見つけることができません。PythonにはMarkdownを見るためのライブラリがありますし、導入の解説にはできそうなことが書かれています。解説図にもPreview Markdownと書かれたアイコンがあります。詳しく読んでみると「自分でMarkdownを見るためのプログラムを書くことでPythonistaの使い方を学習しろ」と言うことを「匂わせて」いるように思えます(苦笑)

Pythonは全くの初心者で構文もわかりませんが、ネットに転がっているcode snippetsをかき集めて数日で動くものができました。有り余るプロセッサ パワーでゴリ押しするPythonやJavaScriptなどのインタープリターには驚かされます。

・・・とは言うものの本命はiOS用のSwift Playgroundです。さっそく旬の「冷やし中華 始めました」といきたいところですが、いまはMac OS X…いやmacOSのXcode Swift Playgroundです。解説の最初のページを見て、1985年から始まったMPWのshellを思い出しました。プロセッサ パワーが数桁異なりますが、基本は30年ほど前と同じ感覚でしょうか?(笑)これがiOSでどのように化けるのか楽しみです。