意外と知られていないようですが、Mac OS XをiPhoneのサーバとして簡単に利用できます。
HTMLファイルを書いて、それをiPhoneでブラウズできますので簡単にiPhoneアプリケーションができます。試作やデモンストレーションに便利ですし、アプリケーションによっては製品として利用できます。
また、HTMLファイルを書くだけなので、プログラマでなくても開発できます。HTMLファイルを書くのが面倒だという人はUNIXのツールwgetなどで、自社のサイトの内容をMac OS Xにコピーして持って行けばiPhoneで自社紹介ができます。
利用する機能はMac OS Xが持つWiFiとWebサーバ、そしてiPhoneのSafariです。多くのMacintoshはWiFi(無線LAN)の機能を持っていますが、このWiFiはクライアントだけでなく基地局にもなります。また、Mac OS Xは標準機能としてWebサイトになります。一方、iPhoneはフル機能のWebブラウザSafariを持っていて、ネットワークに接続するにはWiFiを利用します。この三つを組み合わせて利用するだけで完成です。
-- WiFi Webサーバ設定方法 --------------------------------
このサイトを見る人なら設定方法をご存じかもしれませんが、参考までに設定方法を解説します。なお、以下の方法はセキュリティ対策などをしていません。試験後は必ずOFFにしてください。
MacBookの設定(Mac OS X 10.5.xの例)
1.[システム環境設定...]を開く
2.[ネットワーク]を選択
3.左欄から[AirMac]を選択
4.[AirMacを入にする]ボタンを押す
5.[ネットワーク名:]ポップアップメニューから[ネットワークを作成...]を選択
6.[名前:]テキストフィールドに書かれている名前をメモ
7.[OK]ボタンを押す
8.左上の[すべてを表示]ボタンを押す
9.現れた画面の[適用]ボタンを押す
10.[共有]ボタンを押す
11.左欄から[Web共有]のチェックボックスをONにする。
12.右欄に表示される二つの<http://装置名.local/><http://装置名.local/~ユーザ名>をメモ
以上がMac OS Xの設定です。
iPod toucheとiPhoneの設定
1.[Settings]を開く
2.WiFiを開く
3.上記の6.でメモした名前をタップしてチェック印を入れる
4.Safariを起動
5.上記の12.メモしたURLを入力
以上でMacBookのWebサイトが表示されます。
iPhoneでブラウズしたいHTMLファイルを以下の場所に保存して、そのファイル名をiPhoneに入力すれば表示できます。
<http://装置名.local/>で表示されるhtmlファイルは以下の場所にあります。
/Library/WebServer/Documents/
<>http://装置名.local/~ユーザID>で表示されるhtmlファイルは以下の場所にあります。
/Users/ユーザ名/Sites/
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