2008年11月25日火曜日

USB 3.0

すでに旧聞と化しましたがUSB 3.0の規格が以下のURLで発表されました。

USB.org - Documents
http://www.usb.org/developers/docs/

具体的な資料の場所は以下のURLですが、このzipファイルには"USB 3.0 Adopters Agreement"も含まれています。

Universal Serial Bus Revision 3.0 Specification
http://www.usb.org/developers/docs/usb_30_spec.zip

USB 3.0ではSuperSpeedと命名された接続方法で5G bpsで通信できるとしています。high-speedの480M bpsと同じ効率であると仮定すると400M byte/s足らずの転送速度となります。

もちろん、マスストレージやSATAなどの周辺機器の能力、プロセッサ側のチップセットの能力などハードウェアに起因する制限の他に、パケットサイズや通信開始プロセスなどプロトコルの制限もあります。USB IFも具体的な転送速度を書かずに10倍という表現を多用しています。

当面は400M byte/sに及ばないと思われますが、それでもESATAが広まる可能性は大幅に少なくなったと言えるでしょう。

そうなると、関心はUSB 3.0対応のマスストレージやスキャナーなど周辺機器の具体的な発売時期と、安定度や互換性などに移ります。

安定度や互換性に関しては、USB 2.0の時と同様に当面はIntelが中心となって相互接続試験を行うのでしょう。2008年11月17日と18日にSuperSpeed USB Developers Conferenceが開かれたようです。

http://www.usb.org/press/USB-IF_Press_Releases/SuperSpeed_USB_Devcon_Media_Alert.pdf

おそらくは、ここで具体的なUSB 3.0 Compliantのロゴを得るための試験手順やロゴ イメージなどが紹介されるのでしょう。USB 2.0では試験にアイパターンの測定方法が取り入れられてノイズ対策に悩まされましたが、今回はどのようなったのか興味がわきます。

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