2009年4月6日月曜日

サーバ機用HDD

Xserveなどサーバ機に使用されるHDDに関して、日本語訳された記事があります。

Xserve の Apple Drive Module 内部に深く潜行
http://www.tidbits.com/tb-issues/lang/jp/TidBITS-jp-971.html#lnk6

この種の話しはよく言われるのですが、具体的にどのように異なるのかは分かりません。

たとえば高額HDDでは、部品の許容誤差が一ランク高い選別品だとか、各所で使用しているさまざまなオイルが通常品よりも高額で高品質の物を採用しているとか、全品動作検証の項目が違っていて具体的にどのような項目を何時間やっているとか、そのような話しはありません。すべて企業秘密として神話のように言われています。

実際に、この記事にもあるようにMTFよりも短時間で故障する高額HDDがあります。

AppleのカスタムファームウェアもLisaの頃から長年使用されていますが、具体的に何がどのように異なるのか分かりません。

この記事ではブロックサイズに関する記述がありますが、これは少し疑問を感じます。たしかに、FireWireと比べてUSBのパフォーマンスが十分でない理由に、プロトコルの違いの他にバッファサイズの違いがあります。バッファサイズはFireWireが1024byte以上に対してUSBは512byte固定です。

Appleが使用しているIntelのシステムチップが他メーカと異なるというのであれば可能性があります。しかし、Windows機と比べて明らかなパフォーマンスの違いがあるように感じられません。逆に、Boot Campで起動すれば他のWindows機と比べてパフォーマンスが落ちるはずですが、そのようにも感じられません。

高額HDDの高額部分は一種の保険のような物かもしれません。しかし保険代としては高すぎるし、その補償内容も貧弱です。これだけの価格差があるなら「5年間の無償交換」で「原因は問わない」ぐらいは欲しい物です。

HDDメーカは極端な価格競争の是正をサーバー市場に求めているように感じますし、サーバメーカもそれに便乗にしているように感じます。米国のメーカなのですからもっと透明性を高めて欲しい物です。

0 件のコメント: