Markdown のオリジナルでは表を描く機能が定義されておらず、表を描くには拡張版の Markdown を利用することになります。Markdown の拡張版はいくつかありますが、
MultiMarkdown と
kramdown で表を書くと、とうぜん罫線が表示されません。通常は、出力された HTML ファイルをすこし書き換えてcssファイルで設定すると思いますが、とりあえず表示したいときに面倒です。そんな時のアイデアです。
kramdown
GitHub にも採用されているkramdownはなかなか高性能で、初期設定ではHTMLのタグを書くと出力にそのまま出してくれます。これを利用して、Markdownの文頭あたりに以下の一文を入れます。
<style type="text/css">
table {
border-collapse: collapse;
}
table, th, td {
border: 1px solid black;
}
</style>
たとえば、以下のようにします。
<style type="text/css">
table {
border-collapse: collapse;
}
table, th, td {
border: 1px solid black;
}
</style>
| First Header | Second Header | Third Header |
| :----------- | :-----------: | -------------------: |
| First row | Data | Very long data entry |
| Second row | **Cell** | *Cell* |
MultiMarkdown
MultiMarkdownは
以前にも書きましたが BBEdit の Preview 機能で拡張版の Markdown を表示する時に便利です。BBEditではPreviewで表示する時のcssファイルを指定できます。以下のような css ファイルを書いて、
DefaultCSS_ Markdown.css.css という名前で保存します。保存する場所は
~/Library/Application Support/BBEdit/ の中に
Preview CSS と言う名前のディレクトリ作ります。既に
Preview CSS がある場合はそのディレクトリを使ってください。
table {
border-collapse: collapse;
}
table, th, td {
border: 1px solid black;
}
なお、ファイル名を DefaultCSS_ Markdown.css.css とするとPreviewの初期値として利用できます。詳しくは、
BBEditのwikiを参照してください。
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