「プロジェクト管理ツール その3」で終わらせるつもりでしたが、MacBook Proで思わぬ反撃に遭い、もう少し書くことと相成りました(苦笑)
さて、いろいろとやった結果、Mac OS X標準のApacheのAPR(Apach Portable Runtime)というファイルをインストールしなくてはならい事が分かりました。Mac OS Xには入っていないようです。ファイルは以下のURLから入手できます。
http://apr.apache.org/
最新版として1.2.8がありますが、Subversion 1.4.3の資料では0.9.xに関して記述しています。また、このサイトにも0.9.xが二番目に掲載されています。そこで、ここは安全策と言うことで(笑)「apr-0.9.13.tar.gz」と「apr-util-0.9.13.tar.gz」をダウンロードします。
インストールの手順です。
まず、「apr-0.9.13」ディレクトリに移り以下のようにします。
./configure
make
sudo make install
次に、「apr-util-0.9.13」ディレクトリに移り以下のようにします。
./configure --with-apr=/usr/local/apr/
make
sudo make install
「Subversion 1.4.3」は前回にダウンロードしていますので、それを伸張してそのディレクトリに移ります。
./configure --with-apr=/usr/local/apr/ --with-apr-util=/usr/local/apr/
make
sudo make install
以上で、「/usr/local/bin/」に「svn」などがインストールされているはずです。「svn -h」などとして試してください。
なお、./configure...の処理時に、Berkeley Data Base(BDB)の代わりにFSFSを使用すると言われます。「代わり」と言われると気持ち悪いのでさらに調べてみましたが、これに時間がかかった(笑)
Subversionの圧縮ファイルに入っているファイル名「INSTALL」にはTBD(詳細は後日に記述)として、BDB 4.0.xで問題があると記述されています。実際にOracleのサイトから「db-4.5.20.tar.gz」をダウンロードしてインストールしましたが、同じエラーが表示されます。
FSFSが何の省略かを見つけることはできませんでした(笑)が、BDBの代わりに採用されたものでネットワーク経由で利用しやすいそうです。一部にはファイルシステムと書いています。2005年にはマルチスレッドで問題があったようですが、最近の記述で問題を見つけることはできませんでした。
http://svn.haxx.se/dev/archive-2005-04/0355.shtml
以上のように、やはり自分でSubversionをビルドするのは面倒です。rubyなども使うことを考えている人はDarwinPortsを使うことの方が楽です。もちろん、たえず最新版を使うためにはDarwinPortsのアップデートを待たなくてはならないと言う問題があります。とくにcvsのようにセキュリティの問題が出ると不安があります。しかし、人によってはDarwinPortsの便利さは、セキュリティの不安を上回ると思います。
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