Mac OS Xのプロジェクト管理ツールに関して少し調べてみました。
XcodeのマニュアルにはCVSとSubversionの使い方に関して説明しています。Xcodeのマニュアルは以下の場所にあります。
Xcodeマニュアル
プロジェクトの管理に関する解説は以下のファイルから始まります。
プロジェクトを管理する
ただ、ここに書かれている内容は誰かがプロジェクト管理をするデータベース(リポジトリと言うそうです)を構築していることを前提としてます。つまり、ここに書いている内容を実行するにはリポジトリを構築しないと行けません。その方法を書いているのが以下の二カ所です。
CSVを使用する
Subversionを使用する
■ CVS
まず最初に書かれているのがAppleが使っているCVSに二つのバージョンがあるという点です。一つはバージョンが古くクラッキングされるおそれがあるが、Xcodeと互換性があるもの、もう一つはクラッキング対策された新しいバージョンだが、Xcodeと使うには問題があるものです。
私のようにSOHOで使っている分にはクラッキングされる可能性はないので、ocvsという古いバージョンを試すことにしました。マニュアルにあるcvsをocvsと読み替えて実験をしましたが、ほぼ書いてあるとおりに動きます。
ただ、最初にTerminalからリポジトリに登録し、元のファイルを削除し、リポジトリから取り出し、取り出したものをXcodeで編集しなくてはなりません。また、新しいファイルを追加したり削除したりする度に「リポジトリに追加」して、さらに登録(コミットと言います)をしなくてはなりません。さらに、毎回「build」ディレクトリを削除してからコミットします。これなどは、cvsが対象外として登録できるとか、Xcodeにスクリプトを組み込んで「build」ディレクトリを削除してからコミットできるとか、してもらいたいものです。
以上のように使いにくいですし、またいずれ新しいcvsに入れ替えることになります。その時に互換性問題が発生しないとは言い切れない点が気がかりです。
もう一つのSubversionを試すことにしましたが、Subversionにもいろいろと問題がある事が分かりました。次の項目ではその問題を紹介します。
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