2007年5月21日月曜日

最近のMac

AMDがノートPC用プラットフォームを開発しているという記事を読んで、最近のMacのUSBやFireWireを接続しているバスが気になり、久しぶりにAppleのDeveloper Noteを見ました。

まず驚いたのがDeveloper Noteはhtml版だけになっていました。2年間…いや3年間のブランクは大きいです(笑)さらに、その内容はとてもわずかです。例えば、15" MacBook Proだと、以下の内容だけです。

2006/10版
15-inch MacBook Pro Developer Note

FireWireは別ファイルになっています。

FireWire Developer Note

以上の中で、機種ごとに解説しています。例えば、15" MacBook Proだと以下の場所です。

FireWire Developer Note

FireWireのバスは32 bit/33 MHzのPCIバス(転送速度:約1 G bps)に接続されています。FireWire 800だと専用にPCIバスを設けないと間に合いません。説明ではFireWireの論理レイヤ・チップと拡張バスを接続する規格Open HCIが32 bit/33 MHzを前提にしているような記述になっています。そのくせIntelなのでUSB 2.0は別扱いです。(まあ、特別扱いのUSB 2.0が継子扱いのFireWire 400よりも遅いというのも、なにですが…)

価格を安くするためとは言えつまらなくなりました。以前のAppleはMC68KやPowerPCプロセッサと周辺チップをつなぐシステムチップ(Intel系でいうChipset)は独自開発でした。MC68KからPowerPCプロセッサに変更できたのはシステムチップを内製していたおかげです。それが、Intelプロセッサの採用に伴い、システムチップもIntelの既製品に入れ替わりました。MacintoshがMacintoshであり得たAppleの優位技術の一つが消えました。今は亡きCompaqが似たような技術的歴史をたどっていますが、Appleの「見た目のかっこよさ」という優位技術は健在です。

もちろん、Appleが自讃している「使いやすさ」には異論もあると思いますが…(苦笑)

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