2007年7月25日水曜日

不可視フォルダの設定

Mac OS XはUnix系のOSですが、/bin/や/usr/などのUnix系独自のフォルダは見えないようにしています。ここではフォルダを見えないようにする方法を紹介します。

フォルダを見えなくする最も簡単な方法はフォルダ名の先頭に「.」(ピリオード)を置くことです。しかし、ファイル名を変えるというのは何かにつけて不便です。Mac OS Xのファイルシステムにはフォルダを不可視にする設定があり、Unix系フォルダはAppleのコマンドライン・ツールを利用してこの設定をしています。

このWeblogを読んでいる人であれば、Developer Toolsをインストールしていると思います。もし、まだであればこれを機会にインストールすることをお勧めします。開発環境が無料で付属しているのは、旧Systemと比べた場合のMac OS Xの利点の一つです。旧来のMacユーザには取っつきにくく不便ですが、せっかくあるものを利用しない手はありません。

まずは、不可視にするフォルダをGetFileInfoで調べます。書式は以下の通りです。

GetFileInfo フォルダへのパス

例えば以下のようになります。ルート・ディレクトリに/MyFolder/があるとして、

$ /Developer/Tools/GetFileInfo /MyFolder/
directory: "/MyFolder"
attributes: avbstclinmedz
created: 07/25/2007 17:29:05
modified: 07/25/2007 17:29:05


SetFileの-aスイッチにV引数を付けて可視( 小文字のv )/不可視(大文字の V )の設定します。

SetFile -a V フォルダへのパス

例えば以下のようになります。

$ /Developer/Tools/SetFile -a V /MyFolder/

ちなみに、/Developer/Tools/GetFileInfoと/Developer/Tools/SetFileは各ツールのアイコンをターミナル画面にドラッグ&ドロップすると入力できますし、ターゲットのフォルダも同様にドラッグ&ドロップで入力できます。

/Developer/Tools/フォルダには他にもさまざまなツールが入っていますので、暇なときにmanで調べると時間つぶしができます。

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