2007年7月1日日曜日

プノンペンから南へ その2

前項ではプノンペンから南へ国道2号線を下りましたが、今回はプノンペンから南へ国道3号線を3時間ほど下ってコンポート州にでます。コンポート州は海に面していますが、海の観光地シアヌークビルのような観光化はされていません。プノンペンから日帰りできる距離ですし、幹線の国道3号線よりも車が少なく舗装された31号線と33号線をたどればさらに速く行くことができます。

なぜ観光化されていないかというと、砂浜がほとんど無いためです。プノンペンの人達は魚やエビなどの海産物を食べにコンポート州に行くそうです。休憩所で海の幸に舌鼓を打って、ハンモックで休んだり、トランプの興じたり・・・と書くと興味を失う人が多いと思いますが、ちょっと待ってください。それだけではありません。

先ほど砂浜がほとんど無いと書きましたが、実はあります。島に行くととてもきれいな砂浜を楽しむことができます。私の行った島はコ・トムサイと言い、コは島、トムサイはウサギという意味で、ウサギ島となります。このウサギ島はとてもきれいでお勧めできます。

きれいな砂浜に様々なヤシの木が茂り、観光化されていない自然、日本人が持つ南の島のイメージそのままを楽しめます。背の低いヤシの群生に、板を渡して、木陰の縁台にし、ハンモックを吊す、そんな夢のような所もあります。海からの風を楽しみながら、ヤシの木陰に吊したハンモックで昼寝・・・いいですよ。島をぐるりと回ってみたり、シュノーケル*1で潜ってみるのも面白いかもしれません。

ただし、シアヌークビルも含むこのあたりの海には鮫がいるそうですので、一人で泳ぐのは禁物です。数人で海に入って誰かが必ず周囲に注意するようにして泳ぎましょう。船頭さんに見てもらうのも一案かもしれません。

ウサギ島には先ほどの休憩所に頼めば十人くらい乗れる船を一艘$20ほどで送り迎えしてくれます。島までの船旅は20分ほどです。島には水などの飲み物を持って行くことをお勧めします。また、船で出発する前に休憩所で海産料理を仕込んで島で食べるのも一案でしょう。

  南国の島へ 日帰り!

カンボジアの首都プノンペンにはそんな楽しみもあります。


*1 シュノーケル
私がいた頃は、プノンペン市内のペンシルマーケットという店の3階に水中眼鏡とのセットが売られていました。

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