2008年12月27日土曜日

PureDarwin起動成功?

やむなく、VMware Fusion 2.0.1をアン インストールして、2.0 (116369)をインストールし、PureDarwinが起動することを確認できました。



ダウングレードなので、2.0.1のアンインストールには安全を期して、インストーラのディスクイメージに入っているアンインストーラ[VMware Fusion のアンインストール.app]を使用しました。

2.0.1を再インストールして2.0で起動したファイルを試しましたが、同じエラーとなります。これで、「おそらく」VMwareの互換性問題であることは推測できるのですが、2.0.1で走るように設定する方法はまだ見つかりません。

2008年12月25日木曜日

PureDarwin失敗

ようやくダウンロードが終わり起動すると、以下のようなエラーが表示されて動きませんでした(大笑)



少し調べてみると私と同じエラーを出した人が二人いました。二人ともに私と同じVMware Fusion (Versión 2.0.1) を使用していますが、この事が原因かは不明です。まぁ、時間があったら調べてみよう(笑)

PureDarwin

面白そうなものを見つけました。
DarwinはAppleのOpen Source OSですが、実際に試そうという人は極限られていたと思います。かく言う私も、開発のためにソースコードを参照することは頻繁にありましたが、Darwin OSをインストールしようとは思いませんでした。

そのDarwin OSを気軽に試す方法を思い付いた人がいて、その方法というのがVMware Fusion 2.0のデータとして公開する方法で、PureDarwinと命名して、以下のサイトに公開しています。

http://www.puredarwin.org/

もしあなたがVMware Fusion 2.0以降をお持ちであれば、上位のサイトより200MBのファイルをダウンロードしてDarwin OSを試せます。

年末年始が“ヒマ”という人は試してみてはいかがでしょうか?
ただし、ダウンロードが6x.x KB/sec.なので、少し時間がかかりそうです。私もダウンロード中で、まだ試していません(笑)

2008年12月24日水曜日

iPhone SDKのサイト公開

Apple Developer Connectionの人と話す機会があり、iPhone Dev Center Log inのWebページ画面下方の記述に関して尋ねました。二人のiPhone担当者がその場で相談し確認した上で返事を頂きました。

iPhone SDKはGM(Golden Master)版であれば公開の場で話して良いとの答えです。ただし、ベータ版に関しては話しできません。

以上の返事を元にこのサイトを公開することにしました。技術的な記述はすでに旧聞になりかけていますが、皆さんのお役に立てば幸いです。

iPhone SDK J

2008年11月25日火曜日

USB 3.0

すでに旧聞と化しましたがUSB 3.0の規格が以下のURLで発表されました。

USB.org - Documents
http://www.usb.org/developers/docs/

具体的な資料の場所は以下のURLですが、このzipファイルには"USB 3.0 Adopters Agreement"も含まれています。

Universal Serial Bus Revision 3.0 Specification
http://www.usb.org/developers/docs/usb_30_spec.zip

USB 3.0ではSuperSpeedと命名された接続方法で5G bpsで通信できるとしています。high-speedの480M bpsと同じ効率であると仮定すると400M byte/s足らずの転送速度となります。

もちろん、マスストレージやSATAなどの周辺機器の能力、プロセッサ側のチップセットの能力などハードウェアに起因する制限の他に、パケットサイズや通信開始プロセスなどプロトコルの制限もあります。USB IFも具体的な転送速度を書かずに10倍という表現を多用しています。

当面は400M byte/sに及ばないと思われますが、それでもESATAが広まる可能性は大幅に少なくなったと言えるでしょう。

そうなると、関心はUSB 3.0対応のマスストレージやスキャナーなど周辺機器の具体的な発売時期と、安定度や互換性などに移ります。

安定度や互換性に関しては、USB 2.0の時と同様に当面はIntelが中心となって相互接続試験を行うのでしょう。2008年11月17日と18日にSuperSpeed USB Developers Conferenceが開かれたようです。

http://www.usb.org/press/USB-IF_Press_Releases/SuperSpeed_USB_Devcon_Media_Alert.pdf

おそらくは、ここで具体的なUSB 3.0 Compliantのロゴを得るための試験手順やロゴ イメージなどが紹介されるのでしょう。USB 2.0では試験にアイパターンの測定方法が取り入れられてノイズ対策に悩まされましたが、今回はどのようなったのか興味がわきます。

2008年11月15日土曜日

Yahoo Messenger

米国のYahoo MessengerがMac OS X版3.0 betaでPCや一般電話と通話できるようになりました。これまでMac OS X版Yahoo Messengerは文字のチャットだけで、Windows版と比べると見劣りしていました。まだ、Beta版で荒削りなところもありますが、通話できるようになったと言うのは大きな進歩です。

ところで、Boot Camp上のWindows XP SP3にWindows版Yahoo Messenger 9.0とアンチウイルスソフトのAVG Anti-Virus Free 8を入れるとAVGのアップデートができなくなると言う問題が発生しました。また、Yahoo Messenger 9.0は以前と比べてConferenceのボタンが無くなるなど使い勝手も悪いので、現在はYahoo Messenger 8に戻しています。

2008年11月14日金曜日

Boot Campの意味

Boot Campは米国海軍 海兵隊の新兵訓練所ですが、NHKの番組で新兵の訓練は「人間を戦闘マシンに近づける方法」悪く言い換えれば普通の人を殺人鬼にする訓練と紹介していました。

NHKスペシャル|戦場 心の傷(1) 兵士はどう戦わされてきたか

似たような内容を数年前にDiscovery Channelか他の番組で見た記憶があり、米国では比較的知られた内容なのかもしれません。内容は異なるかもしれませんが、Discovery Channelでは以下のようなDVDも販売されています。

Making Marines DVD Set -- Discovery Channel Store -- 791194
Elite Forces DVD Set -- Discovery Channel Store -- 763979

この事を前提に改めてAppleのBoot Campを捉えなおすと、通常の方法で起動するとMac OS Xで「普通の人」になり、Boot Campで起動すると・・・(苦笑)

2008年10月25日土曜日

iPhoneの新しい開発者契約

Macお宝鑑定団の2008/10/25付けの記事に新しい契約書(PDF)へのURLが書かれていますが、Appleの公開サイトからこのPDFにたどり着く方法が見つかりません。

このため、公開の場でこの新しい契約書に関して書けるかが分かりません。ただし、"iPhone Dev Center"のログイン ページ画面下方には以下のような文章があります。

All information presented or provided to you by Apple through the iPhone Dev Center is considered Confidential Information and is subject to your Registered iPhone Developer Terms and Conditions with Apple.

これでは以前と変わらず、今まで通り公開の場でiPhone SDKに関する文章は書けないようです。

2008年10月19日日曜日

NDA削除発表から・・・

二週間経ちましたがAppleから連絡済みの内容を問い合わせる妙なメールが来ただけです。ソフトウェアを出していないところは後回しと言うことなのかもしれません。

2008年10月17日金曜日

2009年のFireWireは・・・

Appleが主催するFireWire開発者向けメーリングリストでMacBook Airと新MacBookでFireWireポートがなくなり、ノートPCとしてはMacBook Proしか残っていないことを討論しています。その中でAppleのFireWire開発責任者でIEEE 1394のChairmanを務めたEric Anderson博士がコメントを投稿していました。

Ericは悲観的にはFireWireなしのMacBook Airを選択したユーザがいる事実を指摘し、楽観的には2007年には今までの年間出荷台数を超えるFireWireポート付きMacを出荷している事実を指摘しました。2009年は?と言うと、Ericは「私は知らないが」と前置きして、Appleが影響を受けるほどのFireWire必須の周辺機器が出てくるを望むとしています。

まぁ、言わずもがなと言うところでしょう。

2008年10月14日火曜日

文法チェッカー

Microsoft Wordの文法チェッカー「文章校正...」を利用していて、面白いことに気付きました。2.は間違いですが、MS Wordの「文章校正...」は指摘できません。

1. Go abroad.
2. Go to abroad.

これをGrammarianという文法チェッカーで調べると、間違いだと指摘した上で「too abroad」ではないかと提案します。Grammarianは文法チェッカーとしては良くできているようなのですが、アプリケーションとしてはトリッキーな方法で実装されているために使いにくく残念なソフトウェアです。

2008年10月12日日曜日

Disk Utility暴走

Macintoshの冷却ファンが高速回転したままになりました。

Activity Monitorを見ると以下の二つのプロセスがプロセッサ パワーを使い切っています。

 mds
 mdworker

Mac OS X 10.5.x関連では以下の内容が関連しそうだ、と言うことで試すと奇妙なことが発生しました。

PooPsTech WebLog: mdworker Slows down OS X - 100% CPU Usage! Here is the solution!
http://poopstech.blogspot.com/2007/11/mdworker-slows-down-os-x-100-cpu-usage.html

DVDのインストール ディスクから起動して、英語モードでDisk Utilityを起動し、Disk Permissionを検証し・・・ていると、タスクバーが回転しているだけで他に応答しなくなりました。画面に出てくるはずの以下の応答の1行目しか出てきません。

Repairing permissions for "*******"
Reading permissions database.
Reading the permissions database can take several minutes.

しばらく放置していると、タスクバーの回転が止まり、光ドライブにアクセスを繰り返すようになり、やむなく強制終了しました。Mac OS X 10.5のインストール ディスクを3枚試しましたが、すべて同じ症状になります。

そうこうしているうちに、いつの間にやら冷却ファンの高速回転が止まりました。

Disk Utilityを通常の方法でハードディスクから起動して、Permissionを修復しましたが問題なく終了します。おそらく10.5.0と10.5.5ではPermissionの設定は異なるとは思うのですが、ハングアップするとは情けないです。

2008年10月8日水曜日

ノートPCの利点

ノートPCの良い点はいろいろとありますが、その一つに災害対策があります。
地震などのときにはふたを閉めるだけでシステムはスリープに入ります。(少なくともAppleのノートPCはそうです)面倒なキーコンビネーションやメニュー選択で時間を無駄にせずにすみます。
雷が近くに来たときには、ふたを閉めて電源プラグをEthernetのコネクタを抜くだけです。電源からのサージ電圧からPCを守り、データを安全な状態にできます。もちろん、普段から電池駆動とWi-Fiで使っている人は何もする必要がありませんので、モデムやルータのコンセントを抜く時間ができます。
災害時に自宅から非難するときにはノートPCしか他に道はありませんね。まぁ、持ち出せるとしての話ですが・・・。

2008年10月2日木曜日

AppleとNDA条項

Appleが一週間以内にNDA条項を削除するとの発表をしました。

iPhone Developer Program
http://developer.apple.com/iphone/program/

数百に及ぶ特許申請がようやく終わったためとしています。実際、Appleは特許関連で何度となくしくじっているので、特許はNDA条項を付加した理由のすべてではないかもしれませんが、重要な理由の一つだと思います。

まぁ、私のサイトでは実際にNDAが外れるまで「待ち」です(笑)

2008年9月29日月曜日

OsiriX

医療用画像ファイル(DICOMファイル)のメタデータ部分が壊れているにも関わらず、エラー表示なしに画像が見えてしまうトラブルがありました。OsiriXというソフトウェアのおかげでこの問題を発見できました。

DICOMファイルのCDに入っている下記のWindows用ビューワーはファイルが壊れていてもエラーを出さずに画像を表示します。専用アプリケーションとコンピュータの専門知識を持たない医者であれば、壊れたデータをもとに診断する可能性が心配されます。

ファイル名:MiniRADMAX.exe
コメント: Pacs View 1.01
スペシャル ビルド情報: eWorkRoom
ファイルバージョン: 1.0.0.1
プライベート ビルド情報: WQ
会社名: Anyuan Corporation
言語: English (United States)
商標: --
正式ファイル名: Pacs EXE
製品バージョン: 1.0.0.1
製品名: Pacs
内部名: Pacs view

また、GraphicConverterやBrainsightというQuickLookプラグインもエラーなしで、不良のDICOMファイルを表示してしまいます。問題のあるソフトウェアのバージョンは以下の通りです。

GraphicConverter 4.9.2(これは旧版で、最新版は不明)
Brainsight 1.0.1

今回の問題ではOsiriXというソフトウェアだけが、DICOMファイルに不良があると画像を表示せず、以下のようなグレーの階調画像を表示しました。


また、OsiriXのMailing Listに参加している技術者による解析により、メタデータ部分が壊れていることが分かりました。病院に詳細な情報と共に問い合わせたところ、病院はミスの可能性を認めて正常なファイルを送ってくれました。

患者情報も入っているメタデータ部分が壊れているのに、エラーなしで表示するアプリケーションには人命に関わる可能性があり、要注意です。

2008年9月10日水曜日

新iPod touch

新iPod touchが発表されましたが、個人的に期待していたGPSが見あたりません。残念。

G3通信は条件の良いところでないとiPhoneの通信量に絶えられそうにないし、来年には300M bit/sほどの通信ができると言われているG3.9(LTE)やMobile WiMAXなどの規格をサポートした製品が各社からでると言われています。この「各社」にAppleが入っていることを期待するのですが・・・。

昔懐かしいKnowledge NavigatorのようにiPhoneとMacBookが連携すると嬉しいですね。その時にはiPhoneはLTEでMacBookはLTEとWiMAXの両方をサポートでしょうか(笑)

2008年9月7日日曜日

BBEdit 9

BBEdit 9が出ています。この版でようやく検索モードが無くなりました。十年以上にわたってBBEditを使っていますが、検索モードにはいるとテキスト ウィンドウが選択できなくなる仕様が気に入りませんでした。しかもBBEditを使うときはこの検索の時です。

検索の時にしか使わない理由は日本語の表示が滅茶苦茶だからです。最初の頃は表示すらできませんでした。表示できるようになった現在も、改行がテキストエディットやJeditなどのように表示できません。

英語のエディタとしても問題なのは起動が遅い点です。テキストエディットはもちろん、Jedit X 1.47よりも遅いので、思い付いたときにすぐに入力できず私にとっては致命的です。

・・・で、今のところ最も実用的なテキストエディタは「スティッキーズ」です。ただ、私にとってはマルチフォントがマイナス要素です(笑)

2008年8月26日火曜日

iPhone SDKの制限事項

AppleはiPhoneの扱いにさまざまな新しい試みをしています。そのために産みの苦しみとも言える問題が多発しているようです。

たとえば、iPhone SDKの扱いです。ライセンスのNDA条項のために詳細は書けませんが、興味深いシステム運営の試みであることは間違いなく、また成功してもらいたいとも思います。

成功するために数多くある問題の一つとして、ダウンロードしたiPhone SDKの制限事項ぐらいはWebサイトか登録前のライセンスに記述するべきだったのではないかと思います。

2008年8月23日土曜日

新プラットフォーム

日経エレクトロニクスの2008/08/11 no.984にiPhoneの特集「iPhoneふたつの顔」が掲載されています。日経エレクトロニクスは電子機器メーカと技術者が読者なので、彼らが喜ぶ記事を書きます。当然、特集の内容はiPhoneを非難する記事となります。技術者の間では有名な雑誌なので嘘は書いていませんが、タイトルなどの編集でミスリードを誘い、注釈で間違いの指摘から逃げています。

それでも、PCでも携帯電話でもない「新しいプラットフォーム」という発想が日経エレクトロニクスの編集者には理解できていないようです。彼らの記事は古い目で目の前にある製品を見ているだけで、新しい目で製品の発想や思想を見ていません。AppleがiPhoneで何を意図し、どのような製品を出そうとしているのかを見通そうとしていません。

Macintosh全盛の時から日経はAppleの新しい発想が理解できず、Appleに対して批判的な記事を多く掲載しています。

今回の記事でもiPhoneの新しい発想が理解できず、旧来のPCや携帯電話として捉えようとしています。読者が日本の企業なので致し方ないことではあるのですが、新しい発想を伝えることもマスコミとしての義務であると思います。

2008年8月17日日曜日

クメール式英語

日本式英語が日本語を元にしているのと同様に、クメール式英語もクメール語を元にしています。

例えば、単語の最後を発音しないことが多いです。クメール語では単語の最後を口の形を作るだけで実際には「ほとんど」あるいは「全く」発音しない単語が多くあります。同様のことが英語におきるのですが、発音の有無の法則は良くわかりません。単語の最後が分からないので、文の前後関係から単語を推測するしかありません。

クメール語の過去形では文章の最後にハウイをいれます。このハウイをAlreadyと訳して、過去形で話すときに動詞を過去形にせずに最後にAlreadyをいれるクメール式英語も多いです。Alreadyが分の最後に入れば過去形のつもりで話していると思ってよさそうです。

私も間違いやすい否定形の疑問に対するYesとNoの返事は、クメール式英語も同様に間違いやすいようです。否定形で質問したときには確認が必要なので、できるだけさけた方がよさそうです。

もう一つある問題が "January"の発音です。カンボジア人の発音をあえてカタカナで記述すると「ジャンジュアリ」となり、"Jan"の部分を「ジャン」として、"n"の発音がまたがって"nuar"となり「ジュア」と発音さているようです。私が知っているのは"January"だけなのですが、調べれば他にもありそうです。

2008年8月2日土曜日

DNS問題はまだ?

AppleがDNSの問題を解消するためにアップデートを発表しましたが、それでも不十分だと言っている人がいます。

http://db.tidbits.com/article/9721

なかなか、悩ましい話しです。

IEEE 1394-2008

IEEE 1394-2008が承認されたそうです。

http://www.1394ta.org/press/TAPress/2008_0709.html

公開は10月以降になるそうですが、今までのS400とS800に加えて、S1600とS3200が正式に加わったようです。

これまでS1600とS3200は暫定でしたが、ハードウェアの発達で承認にこぎ着けることができたようです。ハードウェアで気になるのはEthernetとの混在ですが、どうなるか楽しみです。

2008年7月29日火曜日

カンボジアでのビジネス

カンボジアで仕事をすると、打合せの合意事項や仮調印を反古にされる事があります。このようなことは、昔に台湾や中国の企業と仕事をされたことのある人であればおわかり頂けると思います。

カンボジア人でも難民として移った米国やフランスなどから戻ってきた人はこのような問題が発生することは少ないようです。しかし、カンボジアで生まれ育った人は問題が発生する確率が高くなる傾向があるようです。

途上国の企業とビジネスを進める上のリスクの一つですが、理由の如何に関わらず合意内容を反古にされるというのは悩ましいものです。

2008年7月24日木曜日

プノンペンの家電

カンボジアの学校では第一外国語として英語を教える事が多いようです。私の知る限りでは隣国のタイ語やベトナム語は教えていません。

しかし、プノンペンで売られている商品の多くはベトナムとタイから入ってきたもので、商品名はもちろん、説明書きもベトナム語やタイ語が多く、一部に英語がある程度です。

このために、家電製品を買っても彼らは説明書を読めません。使い方は店員の説明だけが頼りで、その説明も多くが又聞きです。その結果、消費者の使い方は滅茶苦茶になります。

冷蔵庫のドアを開けっ放しにする。洗濯機にコップ一杯の洗剤をいれる。炊飯器の水量が分からない。なとなど、枚挙にいとまがありません。

家電に限りません。例えば高額なヘアケア商品を買っても説明書きはタイ語です。商品内容が分からないので、ヘア コンディショナーを買ってシャンプーとして使ったりしています。

2008年7月14日月曜日

なぜオムツ?

プノンペンでは乳幼児にオムツをしません。東京の夏は蒸し暑くてプノンペンよりも過ごしにくいのですが、オムツをします。オムツを外すと足をばたばたさせて喜ぶ乳幼児が多いことから、オムツからの開放感は乳幼児にとって快感だろうな、と思います。

プノンペンの家の床は石か板で、漏らしても簡単に掃除できます。しかし、畳や絨毯の日本ではそうは行きません。夏のオムツの一因はこんなところにもあるのかもしれません。もし、それだけが理由なら乳幼児にとって迷惑な話です(笑)

2008年7月4日金曜日

カンボジアの外国語教育

ご存じの方もいると思いますがカンボジアの学校は小中高と午前か午後の半日だけの授業です。残りの半日も勉強するには塾のようなものがあり別料金になります。また、多くの教師は昔の日本と同じ授業方法で、理解するための授業ではありません。

さて、日本語は一億人を超える利用人口があり、また購買力も比較的高いので政治的にも経済的にも無視しにくい存在と言えます。しかし、クメール語はそうでなく、新しく言葉を学ぶ子供の将来にとって英語を初めとした外国語の学習は重要です。

フランス語と中国語も人口は多いのですが、国際的に活躍するフランス人や中国人は英語も話せる人が多くいます。

また、その英語はクイーンズか、米国の東海岸あるいは西海岸の英語が望ましいでしょう。

そうなると、子供をPhnom Penhで育てるには、経済的に許される限り英語のInternational Schoolに通わせることになり、そのような学校は三校か四校ほどあるようです。

2008年7月3日木曜日

iPhoneとMacintosh

今、iPhone SDKの資料を読んでいるのですが、始めてMacintoshを使ったときのことを思い出しました。

昔のパーソナル コンピュータに対するMacintoshと、携帯電話に対するiPhoneは同じ関係のように感じます。

始めて使ったMacintoshはMacintosh Plusですが、自分のコンピュータでマウスもウィンドウ システムも使っていました。しかし、Macintoshほど統一された使い勝手のOSは未知のもので、快感でした。同様にiPhoneに使われている個々の機能は既存のものですが、その操作性の統一感は未知のもので、快感でした。

また、その統一感はAppleのアプリケーションだけでなく、他社のMacintosh用アプリケーションにも及びました。当時はこのことを強制的な制約として捉え、非難するプログラマが多くいました。

この操作性の統一感による違いは、個々の機能のみを評価する人には分かりにくいと思います。しかし、利用者としてはMacintoshの統一感は使い勝手の良さとして快感でした。

iPhoneも同じ方向性であると感じます。

2008年6月29日日曜日

高校

Phnom Penhの公立高校では授業料は無料なのですが、印刷物の費用などの名目で毎日6,000 リエル(約$1.50)を教師に払うそうです。生徒達は同情しながら、安月給の教師が生活費の足しにしている(笑)と思っていますが、真偽の程は不明です。

2008年6月23日月曜日

コーヒ豆

カンボジアでもコーヒ豆を作っています。ラタナキリという東北にある州で作られたものが良いとされています。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ラタナキリ州

プノンペンでの価格はローストしただけで渋皮などを取っていないコーヒ豆1kgが$7(700円)前後です。ニッモッ(ト)と言うところでも作られているものはもう少し安くなります。生のコーヒ豆も同じ価格です。日本で売れればよいのですが運賃を考えると難しいものがあります。

2008年6月22日日曜日

iPhoneとWiFi Webサーバ

意外と知られていないようですが、Mac OS XをiPhoneのサーバとして簡単に利用できます。

HTMLファイルを書いて、それをiPhoneでブラウズできますので簡単にiPhoneアプリケーションができます。試作やデモンストレーションに便利ですし、アプリケーションによっては製品として利用できます。

また、HTMLファイルを書くだけなので、プログラマでなくても開発できます。HTMLファイルを書くのが面倒だという人はUNIXのツールwgetなどで、自社のサイトの内容をMac OS Xにコピーして持って行けばiPhoneで自社紹介ができます。

利用する機能はMac OS Xが持つWiFiとWebサーバ、そしてiPhoneのSafariです。多くのMacintoshはWiFi(無線LAN)の機能を持っていますが、このWiFiはクライアントだけでなく基地局にもなります。また、Mac OS Xは標準機能としてWebサイトになります。一方、iPhoneはフル機能のWebブラウザSafariを持っていて、ネットワークに接続するにはWiFiを利用します。この三つを組み合わせて利用するだけで完成です。

-- WiFi Webサーバ設定方法 --------------------------------
このサイトを見る人なら設定方法をご存じかもしれませんが、参考までに設定方法を解説します。なお、以下の方法はセキュリティ対策などをしていません。試験後は必ずOFFにしてください。

MacBookの設定(Mac OS X 10.5.xの例)
1.[システム環境設定...]を開く
2.[ネットワーク]を選択
3.左欄から[AirMac]を選択
4.[AirMacを入にする]ボタンを押す
5.[ネットワーク名:]ポップアップメニューから[ネットワークを作成...]を選択
6.[名前:]テキストフィールドに書かれている名前をメモ
7.[OK]ボタンを押す
8.左上の[すべてを表示]ボタンを押す
9.現れた画面の[適用]ボタンを押す
10.[共有]ボタンを押す
11.左欄から[Web共有]のチェックボックスをONにする。
12.右欄に表示される二つの<http://装置名.local/><http://装置名.local/~ユーザ名>をメモ

以上がMac OS Xの設定です。

iPod toucheとiPhoneの設定
1.[Settings]を開く
2.WiFiを開く
3.上記の6.でメモした名前をタップしてチェック印を入れる
4.Safariを起動
5.上記の12.メモしたURLを入力

以上でMacBookのWebサイトが表示されます。

iPhoneでブラウズしたいHTMLファイルを以下の場所に保存して、そのファイル名をiPhoneに入力すれば表示できます。

<http://装置名.local/>で表示されるhtmlファイルは以下の場所にあります。
/Library/WebServer/Documents/

<>http://装置名.local/~ユーザID>で表示されるhtmlファイルは以下の場所にあります。
/Users/ユーザ名/Sites/

2008年6月14日土曜日

ホログラム的

今週月曜日のWWDCでの発表を聞いて、ホログラムをイメージしました。ホログラムの特徴の一つに一部分からも全体がそれなりに再生できる点があります。

ひとかたまりのデータをMac、iPhone、iPod、サーバなどそれぞれの特性に合わせてデータを保存し、共有することを考えているように思われます。

たとえば、デジカメが当たり前となった現在では一度に10MB前後の静止画や動画を撮影することは当たり前となりました。撮影したデータはPCに置き要不要で振り分け、必要に応じてコメントなどを付けます。長期保存用の写真はローカル サーバに置き、公開する写真はコメントなどと共にInternet上のサーバに置きます。Internet上のサーバには制限があるのでサイズは小さくなります。現在の技術では縮小表示用と各代表時用の二つのデータを持つことになります。iPhoneやiPodで普段に持ち歩く写真も縮小されたものですが、コメントはあまり必要ありません。

資料を作るときにも、作っている最中のデータはPCに置きます。毎日のバックアップはローカル サーバに置き、クライアントに見せるプレゼンテーション用データと詳細データはPDFやHTMLにしてInternet上のサーバに置きます。また、作業メモや目次はiPhoneやiPodに置きます。

以上のようなデータを意識せずに、装置に合わせた形式でコピーできるようになれば便利そうです。また、一部の装置が壊れても他の装置のデータで補完できます。

PC、PDA、携帯電話、ローカル サーバ、Internet上のサーバ、それぞれでデータを重複して共有させるというのが今後のトレンドなのかもしれません。

2008年6月6日金曜日

東京より安い

プノンペンでは東京より生鮮食料品が安いことはわかるのですが、こんなものまで安いです。

日本メーカのフェルトペンですが、ソリア マーケット近くの文房具屋で$0.50です。

電動歯ブラシのブラシ部分ですが、何でも少し高めのラッキー マーケットで$5.60です。


コンピュータも品揃えは少なく、新製品は数ヶ月送れますが、価格は秋葉原価格とそんなに変わりません。

2008年4月12日土曜日

Mac OS X 10.5.2のInternet関連Application

Power PCでMac OS X 10.5.2 (9C7010)に付属のMail.appを起動したままにすると、頻繁に落ちます。

また、SafariのRSS処理にも問題があります。
複数のRSSを同時表示させると「内容が既知の配信フォーマットではないため・・・」というエラーが表示されます。未読記事の数を処理する部分にもバグがあり、すべての記事が既読になっても未読の数字がクリアされないことがあります。
いやはや

2008年4月7日月曜日

BootCampの不具合

最初のMacBook Pro 15"でオプションの2.16GHz版ではBootCampでWindows XPを起動するときにグラフィック チップの初期化をしくじるらしく、画面が暗いままで表示されないことがあります。
通常の起動は以下のような順になります。
 1.電源投入後
 2.暗い画面左上にMS-DOSのカーソルが表示
 3.低解像度のWindows XPのロゴが表示
 4.画面がブラックアウト
 5.画面が白くフラッシュ
 6.起動音と共にディスクトップが表示
しかし、初期MacBook Pro 15" 2.16GHz版では、4のあと5のフラッシュにすすみません。

この状況になると電源ボタンを長時間押して強制終了させるしか方法はないようです。また、再起動させると強制終了させたことによるエラー処理画面が表示されます。

私の場合にはMacBook ProのFireWireが故障したために基板を交換して以降は、上記の不具合は発生しなくなりました。

2008年4月5日土曜日

クメール正月とプチュン バン

カンボジアの祭事にクメール正月とプチュン バンがあり、日本で言えば正月とお盆に近い感じですが、3ヶ月ずれています。

春分がクメール正月で、秋分がプチュン バンと言ったところでしょうか。日付は少しずれていますが2008年はクメール正月が4月13日から15日で、プチュン バンが9月28日から30日です。

カンボジアでは4月から5月にかけてが最も暑い時期です。日本の盆休みがお盆から一ヶ月経った夏の暑い時に取られるのと似た感覚かもしれません。

2008年3月15日土曜日

開発システムのパーティション

開発システムのパーティションはMac OS X Extended (Case-sensitive, Journaled)にすることをお勧めします。

私が書いたプログラムでないのですが、Mac OS X Extended (Case-sensitive, Journaled)上で誤動作するプログラムを見つけました。ソースがないこともあって、この問題を見つけるのに一週間もかかりました。

もし、現在のシステムがCase-sensitiveでない場合には以下の方法で入れ替えることをお勧めします。

1.Disk Utilityを起動
2.起動パーティションごとDisk Imageファイルに
   変換して他のディスクにコピー
3.起動ドライブをMac OS X Extended
   (Case-sensitive, Journaled)にフォーマット
4.Disk UtilityでDisk ImageファイルをRestore

ただし、コピー前とコピー後にDiskとPermissionを検証して確実にコピーしなくてはならないので時間がかかります。また、古いDisk Utilityで新しいOSをコピーするとファイルの属性などがずれることがあります。

2008年2月20日水曜日

iPod developer program

Appleが主催するUSB開発のメーリングリストでAppleのエンジニアBarry Twycrossが2008年2月20日 3:50:32:JSTに興味深い書き込みをしています。Appleには「the iPod developer program」というのがあるようです。

--- from Apple's USB Developer Mailing List ---
In general, unless you're the driver who has control of the device you should not be setting configurations on any device. And in this case it wouldn't do you any good if you succeeded. The audio interfaces you see in configuration 2 don't work unless you get the secret sauce from the iPod developer program.
--
Barry Twycross
---end of Apple's USB Developer Mailing List ---

「the secret sauce」というのが気になります(笑)

2008年2月8日金曜日

Network SolutionsのDNS設定

AppleのiWeb '08を利用すると.MacのHomePageサービスで独自ドメイン名を利用できるようになります。ただ、私はその設定で少なからず苦労しました。.Macの設定は簡単なのですが、各ドメイン登録会社ごとに設定説明がないことが原因です。

.Mac で自分のドメイン名を使う

ドメイン登録会社のNetwork SolutionsのDNS設定は、Linuxの解説書やWebサイトに解説されているDNSの設定とは少々異なります。そこで調べてみると、Google AppsだとNetwork Solutionsを含む様々なドメイン登録会社ごとに説明があります。

CNAME レコードの作成

Googleの無料でも使えるサービスが、Appleが販売するサービスよりも詳細な情報が提供されているようです(苦笑)

ただ、ここに書かれている内容だけではNetwork SolutionsのDNSを設定できませんでした。その原因はNetwork Solutionsでは二種類のDNSサービスを提供していることを知らなかったからです。二つの内の一つは通常のDNSサービスですが、残りの一つは他のDNSにホスト名で転送するサービスです。この事を知らなかったために、HELPを読んでも何を書いているのか理解できませんでした。また、試しに設定してもその結果が出るために数時間かかるので、試験をするにも時間がかかりました。

2008年1月17日木曜日

ディスク関連のTerminal Tools

ディスク関連のTerminal Toolsを探しました。

bless -- set volume bootability and startup disk options
 :起動ディスク設定
diskarbitrationd -- disk arbitration daemon
 :ディスクの挿入などを調べるデーモン
diskutil -- Modify, verify and repair local disks
 :最も中心的な、何でもできるツール
drutil -- interact with CD/DVD burners
 :CD/DVDを焼くためのツール
fsck_hfs -- HFS file system consistency check
 :HFSを調べるツール
fsck -- filesystem consistency check and interactive repair
 :ファイルシステムを調べて修正するツール
gpt -- GUID partition table maintenance utility
 :Intel MacのGUIDパーティションを扱うツール、未完成
hfs.util -- HFS/HFS+ file system utility
 :HFSとHFS+を扱うツール
mount_hfs -- mount an HFS/HFS+ file system
 :HFSとHFS+をマウントするツール
mount_udf -- mount a UDF filesystem
 :HFSとHFS+をマウントするツール
mount, unmount -- mount or dismount a filesystem
 :ファイルシステムをマウントするツール BSDのツール
newfs_hfs -- construct a new HFS Plus file system
 :HFS+を扱うツール
newfs_udf -- construct a new UDF file system
 :UDFを扱うツール
pdisk -- Apple partition table editor
 :Appleのパーティション テーブルを編集するツール
umount -- unmount filesystems
 :ファイルシステムをアンマウントするツール

探した場所は以下のページです。

API Reference: Mac OS X Manual Pages

各ツールのソースコードが公開されているかは調べていませんし、これ以外にも便利なツールがありそうです。

2008年1月2日水曜日

PowerPCとIntelのUSB

AppleのDavid FergusonがPowerPC MacとIntel MacのUSBの違いを説明していました。

PowerPC MacではUSB 1.xにはOHCIチップ、USB 2.0にはEHCIチップを使用していて、Intel MacではEHCIチップを使用している点が異なると言っています。PCI拡張カードでPowerPC MacにEHCIチップを使い、Intel MacにOHCIチップを使うことでデバッグができると説明しています。

UHCIチップはOCHIよりも制限が多くて、例えばisochronous転送を扱うのも面倒だそうです。

Mac OS X 10.4.11が不安定

よくわからないのですが、どうもMac OS X 10.4.11が不安定です。

はっきりとしないのですが、ATOKが頻繁にSafariやiCal、Mailなどのアプリケーションを再起動させているように思えます。

ことえりは、やたらとプロセッサ パワーを使っているらしく文字入力に関係なくPowerBook G4のファンが回転します。ことえりをリストから抜いて、ATOKにするとファンは止まります。リストにことえりがあると、ことえりが選ばれていなくてもファンが回ります。

話は少々変わりますが、プロセッサ パワーの消費量を調べる方法として、アクティビティモニタ(Activity Monitor)があります。しかし、Activity Monitor自身がかなりのプロセッサ パワーを消費して何の検査をしているのか分からなくなることがあります。こんなときにノートMacがお勧めです。少しでも無駄なエネルギーを浪費するプログラムがあると、とたんにファンが回転し始めて騒音を出します。また、KEXTドライバの空回りバグも検出できます(笑)

Xcode 3.0のマニュアル

Xcode 3.0でマニュアルなどの資料の構成が変わりましたが、配付方法も変わったようです。
以前は以下のディレクトリにありました。

/Developer/ADC Reference Library/

新しい場所は以下のディレクトリです。

/Developer/Documentation/DocSets/

逆のURLで書かれているディレクトリにバンドル書式で各資料が入っています。例えば以下のようになります。

com.apple.ADC_ Reference_Library.DeveloperTools.docset/

Appleの開発者向けメール"Developer Connection News"でXcode 3.0でマニュアルのアップデートが紹介されていました。しかし、そのファイルの拡張子が.xarでした。

これまでは拡張子.dmgでダブルクリックしてディスクイメージをマウントして、中の拡張子.mpkgのファイルをダブルクリックするとマニュアルがインストールされました。しかし、拡張子.xarはダブルクリックしてもアプリケーションを選ぶように言われるだけです。

この拡張子.xarのファイルは圧縮ツールxarのファイルで、本来はMac OS Xのインストーラ(Installer)などで使うつもりだったようです。xarの使い方は以下の通りです。

xar -xf ファイル名

伸張されたファイルはカレント ディレクトリに生成されます。xarの詳細はman xarか、以下のURLを参照してください。

http://developer.apple.com/documentation/Darwin/Reference/ManPages/man1/xar.1.html

XARプロジェクトでは様々な圧縮方法をXMLフォーマットで管理することを目指しているそうです。ファイルの中身を見るには以下のようにします。

xar -xt ファイル名

ただし、Xcode 3.0を使っている場合には、自動アップデートが可能になっています。